小さなお葬式について Part6
小さなお葬式Q&A
Q.「家族葬」には参列するべきですか?
A.
お知り合いがなくなったと知ったとき、「家族葬」や「密葬」と聞いたら、参列しようかと迷ってしまいますよね。もちろん、あなたと語彙族との『親密さ』にもよりますが、基本的には「参列を控える」というのが先方にとってありがたい選択かもしれません。
なぜなら、参列者を迎える用意をしていなかったり、身内だけでゆっくりと過ごしたいと希望している場合があるからです。後日弔問に伺うなど、別の方法で弔意を示していただければと思います。(家族葬というからには着てほしい人には直接声がかかるのかもしれませんね…)
Q.花輪や供花を送っていいのですか? また香典はどうすれば?
A.
ご遺族によっては「ご厚志ご辞退」とされる場合があります。
この場合は「お供えやお香典は受け取りません」という意味ですので、供花、花輪、お香典などは送りません。
何もなかった場合は、送っても差しつかえありませんが、念のため、遺族または依頼されている葬儀社へ、送っても良いかどうか確認をするのも良いでしょう。
お香典に関しては後日弔問する際にお渡しするか、お悔やみの手紙と共に郵送しましょう。
Q.「内々だけで行いますので、葬儀のお手伝いは葬儀屋さんへお願いしますのでお手伝いはしていただかなくても…」とのお話でした。どうすれば?
A.
隣組組織は、秩父に根ざした相互扶助の優しい習慣だと思います。
しかし、隣組という仕組みがない地域も多く有りますので、「隣組とは何か」が良くわからない方がいたり。もちろん承知していても皆さんに無理はさせられないと判断したりするのかもしれませんね。
ただ、「なぜ家族葬をしたいのか?」というご遺族の気持ちを考えると、「気心知れた身内だけで”ゆっくり”過ごしたい」という要望の表れということもあります。
色々な考え方は有りますが、この場合はご遺族の気持ちを優先してあげてはいかがでしょうか。
個人的には、隣組の制度は、地域で暮らす私たちにとっては大切にしたいお付き合いでもありますから、「大変な時こそ手伝いあう」という優しさの部分はのこしていけたらいいなあと思います。改めて考えると難しいテーマですね。
Q.密葬と家族葬、どう違うのですか?
A.
「密葬」に「家族葬」、呼び方は違いますが、現在はどちらも同じ「身内だけで執り行う小さなお葬式」という意味合いで使われていることが多いようです。
「身内」に誰を含めるか?これは、家族だけ、親族まで、または仲の良い友人までなど、人それぞれ自由なものです。