喪中ハガキについて Part2
喪に服する期間の目安
人がなくなって四十九日間を『忌中』といい四十九日を過ぎると『忌明け』となります(神式は50日)。また、『喪中』とは人の死を悲しんで喪服を着ることをいい『服』(ふく)又は(ぶく)などともいいます。一般的に家族であれば一年間を喪中とします。
喪中ハガキの歴史
喪中ハガキは、年賀状が一般に浸透してきた明治30年頃から徐々に広まったとされます。それまではお世話になった方のお宅を一軒一軒回って年賀のご挨拶をしていました。このご挨拶が年賀ハガキに代わったため、喪中のお知らせもハガキで行われるようになりました。よく「年賀状が不要であることを相手に伝えるもの」という認識の人がいますが、これは間違いです。あくまで「自分の年賀欠礼を詫びるもの」ととらえましょう。
喪中とする範囲
現代では二親等まで(下表参照)、同居しているのであれば三親等までを喪中とする方が多いです。また、三親等の場合などは友人には知らせる一方、ビジネス上のお付き合いの方には知らせずに年賀状のやり取りを続けるなど、気持ちに合わせて使い分けてもいいでしょう。
親等 | 本人から見た関係 |
0 | 夫 妻 |
1 | 父母 養父母 子供 |
2 | 兄弟 姉妹 義兄弟 義姉妹 孫 祖父母 義祖父母 |
3 | 父母の兄弟姉妹 父母の兄弟姉妹の配偶者 兄弟姉妹の配偶者 兄弟姉妹の子供 曽祖父母 |
喪中ハガキと寒中見舞いを送る時期
喪中ハガキは一般的に年賀状の準備を始める11月中とめどに投函しましょう。
年末に亡くなった場合や出し忘れた場合には、松の内(正月飾りのある間)が1月8日から立春の2月4日までの間に寒中見舞いを使って年賀欠礼をお詫びします。
(ワタシコトバstyle 喪中知恵袋参照)