喪中はがき
さて、今回は喪中ハガキについて書きたいと思います。
まず、喪に服する期間の目安ですが、人が亡くなって四十九日間を『忌中』四十九日を過ぎると『忌明け』となります。(神式は50日)
また、『喪中』とは人の死を悲しんで喪服を着ることを言い『服』(ふく又はぶく)とも言います。一般的に家族であれば一年間を喪中とします。
次に喪中ハガキの歴史ですが、喪中ハガキは、年賀状が一般に浸透してきた明治30年頃から徐々に広まったそうす。それまではお世話になった方のお宅を一軒一軒回って年賀のご挨拶をしていたとの事です。
しかし、このご挨拶が年賀ハガキに代わったため、喪中のお知らせもハガキで行われるようになりました。よく「年賀状が不要であることを相手に伝えるもの」という認識の人がいますが、これは違うようです。あくまで「自分の年賀欠礼を詫びるもの」と捉えましょう。
また、喪中とする範囲ですが、今は二親等まで同居しているのであれば三親等までを喪中とする方が多いです。
また、三親等の場合は友人には知らせる一方、ビジネス上のお付き合いの方には知らせずに年賀状のやり取りを続けるなど、気持ちに合わせて使い分けても良いと思います。
最後に、喪中ハガキと寒中見舞いを送る時期ですが、喪中ハガキは一般的に年賀状の準備を始める11月中をめどに投函している方が多いようです。