エンディングノート編 Part8
今回は「お墓について考える際の選択肢」をご紹介しましょう。
◆まずはお墓の有無の確認から
お墓を考える際には、まず、「自分が入るお墓があるかどうか」の確認から始めると良いでしょう。
1)入るお墓がある人
そのお墓を管理しているのはどこですか?
また、今現在「墓地継承者」として、お墓の継承をしているのはだれですか?
この2つを確認しておきましょう。
2)今はお墓がない人
入るお墓を探す必要がありますね。お墓に入りたくないという希望を持たれる方もいらっしゃいますので、その場合は自然葬も検討できます。
◆次に継承者の確認を
お墓がある人もない人も、「お墓を受け継いでいく継承者がいるかどうか」を確認しましょう。お子さんがいらっしゃらない場合や、お子さんがお嬢さんで、別の家に嫁いでいくという場合などは、継承者がいないということになります。
1)継承者がいる人
入るお墓があるという場合は、お子さんにも「このお墓はあなたが受け継いでいく」ということを伝えておきましょう。
今現在、お墓がないという場合は、新しくお墓を設けることになります。
霊園や寺院墓地などの選択肢の中から、ご自分の要望に有るお墓を探し始めましょう。
2)継承者がいない場合
入るお墓があるという場合は、あなたが入った後、継承する人がいないということになります。前思って、墓石の撤去や供養のすすめ方などを、菩提寺などとよく相談して、永代供養をしていただく打合せをしておくと安心です。
今現在、お墓がないという場合は、納骨堂など、一代限りの永代供養墓を選択するのが一般的です。
お墓についての考え方を紹介しましたが、いずれにしても、あなたの埋葬を誰がするか? そしてだれがどうやって供養するか? これらは一人で考えて決めておけるものではありませんよね。エンディングノートに希望をまとめたら、家族や周りの方とも話し合っておくことをおすすめします。