エンディングノート編 Part5
今回は、エンディングノートの3大項目その2、『財産や相続など、自分が残すものについて』についてご紹介しましょう。
財産や相続というと、まるでお金持ちの人だけに関わることのように感じる方も大勢いらっしゃいますが、人が一人生きているということだけでも、たくさんの物を抱えているものです。
土地、建物、預貯金、株式、美術品といった財産がある方は、どこにどれだけあるかを特定できるように確認をして、書いておきましょう。プラスの財産だけではなく、マイナスの夫妻なども遺族が引き継ぐことになりますので、確認して書いておきましょう。そして、それらの財産を「誰にどれだけ引き継ぐか」を決めておきます。
相続というと、このような「財産をどうするか」だけに目が向きがちですが、実際には財産とは呼べないようなもののほうがたくさんあると思います。
例えば本、洋服、CD、レコード、食器、趣味の道具類などなど、それらはすべて「持ち主が残すもの」です。そして、持ち主が亡くなったとき、それらをどうすればいいのか?と家族は迷うことになります。
大量にある蔵書などの処分方法(寄贈・古書店へ処分)などを決めて書いておけば、家族はそのとおりにすれば良いのです。
さらに、家族の一員であるペットの処遇をどうするかも忘れてはいけません。
えさの種類や散歩のコースなど具体的に書いておきましょう。
遺されるペットのために、次の飼い主を決めておくことも大切です。