第28回 廣見寺 遍路の丘・遍照苑
むさしの探検隊のちょっくら行ってんべ~!
隠れた“いい場所”
「廣見寺 遍路(へんろ)の丘(おか)・遍照(へんしょう)苑(えん)」へ行って参りました
廣見寺は、秩父地方の曹洞宗最古のお寺で、境内には、県指定史跡「石経蔵」をはじめ、数多くの文化財があります。一万坪あるお寺の裏山には、弘法大師が修行をされたとされる四国八十八か所霊場を勧請した遍路(へんろ)の丘(おか)、遍照(へんしょう)苑(えん)があります。
現住職、智徳廣文方丈さまは、「四国八十八か所を巡拝し、弘法大使の広大無辺の慈悲(じひ)心(しん)を体感し、その御心を少しでも多くの人達に触れていただこうと建設を決意した。
また、四季折々の花を植えて、花を愛でながらお参りのできる新霊場として整備していきたい。」と、話しておられました。
約800メートルの巡礼路には、発心門(はっしんもん)(徳島県23寺)修行門(しゅぎょうもん)(高知県16寺)菩提門(ぼだいもん)(愛媛県26寺)涅槃門(ねはんもん)(香川県23寺)と各県のご本尊を安置しています。
私達が裏山に登った時は、右側にシャガの花が連なって咲き、奥に行くと黄色いやまぶきの花が可愛らしく揺れていました。
とても静かで、隠れた“いい場所”が、こんな近くにあったのかと、驚かされました。自然の中に静かに佇む仏像は、今日の憂鬱(ゆううつ)な心を晴れやかな心に変えてくれると思います。
又、入り口の石碑には、遍照苑を造られた方丈様の熱い想いも語られています。
花が綺麗な時期に又、伺いたいと思います。皆さんも一度巡ってみてはどうでしょうか。
廣見寺散策
廣見寺八十八か所遍照苑四季折々の自然美で心が和みます
巡礼路には、シャガや、やまぶきの花が咲いていました
方丈さまが親切に教えてくれました
涅槃門(ねはんもん)(香川県)