秩父弁だんべぇ

2022年 10月 1日秩父弁だんべぇ 「西ヤツ」の巻

 荒川の西、いわゆる西秩父を総称して西谷(にしやつ)という。今から1301年前の『常陸(ひたちの)国(くに)風土記(ふどき)』に、郡役所の西の谷(やつ)の芦原を開拓して新田を作ろうとすると「夜(や)刀 ……

2022年 7月 1日秩父弁だんべぇ 「うちゃってくれー捨ててくれ」の巻

自分のものや、自分の方にあるものを、他人にくれたり、遠くに放すことをヤル(遣る)といいます。 ウチはウチ捨てる、ウチ飛ばすなどと強めて言うときに言葉の上につける接頭語というものです。飛ばすをカッ飛ばす ……

2022年 4月 1日秩父弁だんべぇ 「キネー・イガネー」の巻

秩父方言の一つの特徴はカ行にある。「来る」は普通にクルだが、「来(こ)ない」となるとキナイと言う。それを更に秩父風にキネーと言うから、他所の人には不思議がられる。 「行く・行かない」は、今ではほとんど ……

2021年 12月 20日秩父弁だんべぇ サミズ

秩父山塊は東京の水の供給地である。飲用水としては小鹿野の毘沙門水が有名である。 箱根山麓のある有名レストランでは、毎日、城峯山から湧き出る神川の水を運んで使っている。 名物の箱根の名水のなかでも、更に ……

2021年 9月 28日秩父弁だんべぇ あちーにあたる

本誌前号発行のご挨拶に、七月の話題として「いまいう熱中症は一昔前は日射病と言った」という趣旨の一文があった。これを読んで思い出したのは「暑(あち)いに当たる」という言葉だった。昭和10年生まれの私が子 ……

2021年 6月 20日秩父弁だんべぇ くちなわ

吉田の寄保沢(よっぽざわ)に伝わる地名伝説である。ある男が山に薪拾いに行ったところ、沢沿いの径で蛇の尾っぽを踏んでしまった。蛇は足に巻きついてきた。男は慌てて蛇を振りほどき、頭と尾っぽを切り離して沢に ……

2021年 4月 1日秩父弁だんべぇ 声と音

「夜中にそんなでっけぇ音を出すもんじゃねえよ。」夜、兄弟げんかでもすると、お婆さんにこう言って叱られたものだが、この頃はその言い方には違和感があるようだ。 『万葉集』の歌には「水の音」と「鴬(うぐいす ……

2020年 12月 25日秩父弁だんべぇ 「あてずっぽー」の巻

山林の買付けや鉱山の探索をする人を山師といった。経験と勘に頼ることなので、当たり外れが多い。そこから賭け事師の意味に広がり、ヤマを張る、ヤマを掛けるという語も生まれた。 よく似た言葉にアテズッポーがあ ……

2020年 10月 1日秩父弁だんべぇ 「シッペタ」の巻

柿の木の下に、実になり損ねた蔕(へた)が、掃き集めるほど落ちているとがっかりする。これが実になっていてくれたらなあと思う。果実の蔕や根菜類の根の方などをシッペタという。ヘタだけでいいのに、何故シッペタ ……

2020年 7月 1日秩父弁だんべぇ 「つんだしがいい」の巻 

本誌前号の砂糖の話を受けて。日中戦争による物資不足で、砂糖は昭和15年に統制品となり、配給以外は手に入らなくなった。戦争が激化すると輸入もできなくなり、砂糖の原料は軍用機の燃料に転用されて、昭和19年 ……

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