小さなお葬式について Part5
小さなお葬式で考えなければならないことは、大きく分けて2つあります。
その1つが「誰に参列してもらい・参列をご遠慮していただくか」という参列者の選択です。
見送られる本人に一番近い関係は、<家族>ですよね?
そしてその枠組をひとつ広げると<近い親戚>や<親友>と呼べる方々になります。
またひとつその枠組みを広げると<遠縁の親戚>や<友人><ご近所>、
さらにひとつ広げると<仕事関係>や<家族の友人などの関係者>となります。
この範囲が小さければ小さいほど、お葬式も小さくなり、広く知らせれば知らせるほど、お葬式も大きくなります。このように、お葬式の大きさとは、「お葬式を知らせる範囲をどこまでで区切るか」をまず考えるのです。
小さなお葬式で考えなければならないことの2つ目は、「何をやらないのか」を考え、お葬式の内容はどうするかを考えるということです。
実は、「小さなお葬式とはこうでなければならない」という決まりはありません。
密葬や家族葬とは内容のことではなく、お葬式の大きさを表す言葉だからです。
大まかな流れはほとんど変わらないのです。
ですから、大きなお葬式でされていることの「何を省略するのか」を考えるのです。
○隣組の手伝いは頼むのか?
○訃報を流すのか?
○看板は立てるのか?
○受付の設備は必要か?
○花輪は受けるのか?
○参列者の飲食や返礼品は必要なのか?
これらを<お知らせする範囲が決まったあとに>考えるのがコツです。
いずれにしても。義理を欠くことの内容にすすめることが大切と考えられます。
(今までのお付き合いや、今後のことも良く考えて相談して下さい。)
考えがまとまらない場合があるかもしれませんが、そういうときにこそ、様々なケースを経験している葬儀社にアドバイスを求めるのがおすすめです。