小さなお葬式について Part2
小さなお葬式の特徴
この表は、それぞれの費用の特徴と、メリット・デメリットをまとめたものです。
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費用 | メリット | デメリット |
密葬 家族葬 |
参列者への接待などにかかる費用が無いが、香典収入が少ないのでほとんどが遺族の持ち出しとなる |
・身内だけでゆっくりとお別れの時間をすごせる。 ・身内だけなので人数が予測しやすい(無駄が出ない) |
・弔問客が自宅へ訪れるなど、葬儀後も忙しくすごさなければならない場合がある ・周囲からの理解が得られない場合がある |
一般葬 | 規模が大きくなるにつれ費用もかかるが、香典収入(平均7千円)によって、負担が軽減できる。 |
・多くの方に、いっぺんにお別れしていただけるため、葬儀後の煩雑さを軽減できる。 ・沢山の人から見送られる姿に遺族が励まされる。 |
・参列者への気遣いなどで忙しない思いをし、ゆっくりお別れができない場合がある。 ・人数の予測が難しい |
このように、『それぞれに良い所と大変だな~ということがある』ということがわかって頂けたと思います。皆さんは上記の表をみてどう思われたでしょうか?
最近はテレビなどでもお葬式特集を良く見るようになりましたが、【家族葬】についての表現はマチマチです。
現段階では【家族葬】という言葉が独り歩きしていて、家族葬を定義したものはありませんので、葬儀社によっても解釈や提案などは違っていると思います。
そのようなことから、葬儀を行うご家族内でも認識の違いがあるのは当然のことだと思いますし、10組の家族が居れば10種類の葬儀の形があるのも理解できます。
大切なのは送る気持ちです。
あえて『○○葬』というように決め付けず、『こんな風に送ってあげたい!』とか『故人らしい葬儀をしたい』というようなものが有ればいいと思います。
そして、家族を取り巻く人たちとの関係性も非常に大切になってきますので、ある程度、理解が得られるような方法を考えていきたいものですね。