法要について Part2
法要と十三仏
十三仏さまはこの世に生きる我々のお守り本尊であると同時に、来世の、つまり先祖供養の仏さまでもあり、初七日から三十三回忌まで十三回の追善供養それぞれに仏、菩薩が割り当てられています。
また、この十三仏・菩薩をお参りするのを『十三仏参り』とか”十三”を”トミ”と読むことから『とみ参り』とも言います
法要(読み方) | 十三仏 | 秩父 十三仏 |
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初七日 (しょなのか) |
亡くなった日(命日)を含め七日目の事。 葬儀後最初に行われる法要です。 |
不動明王 (ふどうみょうおう) |
萬福寺 皆野町 |
二七日 (ふたなのか) |
命日から数えて14日目。 初七日から一週間後の事。 |
釈迦如来 (しゃかにょらい) |
宝円寺 両神薄 |
三七日 (みなのか) |
命日から数えて21日目。 初七日から二週間後の事。 |
文殊菩薩 (もんじゅぼさつ) |
文殊堂 伊豆沢 |
四七日 (よなのか/しなのか) |
命日から数えて28日目。 初七日から三週間後の事。 |
普賢菩薩 (ふげんぼさつ) |
宝林印 久那 |
五七日 (いつなのか/ごなのか) |
命日から数えて35日目。 三十五日(さんじゅうごにち)という 言い方もします。 |
地蔵菩薩 (じぞうぼさつ) |
徳雲寺 蒔田 |
六七日 (むなのか) |
命日から数えて42日目。 初七日から五週間後の事。 |
弥勒菩薩 (みろくぼさつ) |
源蔵寺 大野原 |
七七日 (なななのか/しちなのか) |
命日から数えて7日×7週=49日目。 四十九日(しじゅうくにち) |
薬師如来 (やくしにょらい) |
法養寺 両神薄 |
百ヶ日 (ひゃっかにち) |
命日から数え百日目。 日数の数え方については、百か日までの法要は 亡くなった日を含めて数えるのが一般的です。 |
観音菩薩 (かんのんぼさつ) |
瑞岩寺 黒谷 |
一周忌 (いっしゅうき) |
命日の翌年の同月同日(祥月命日) |
勢至菩薩 (せいしぼさつ) |
医王寺 皆野 三沢 |
三回忌 (さんかいき) |
命日から二年目の同月同日(祥月命日) 二年目(翌々年)の命日ではありません。 三回忌からは亡くなった年も含めて数えます。 |
阿弥陀如来 (あみだにょらい) |
阿弥陀寺 荒川 贄川 |
七回忌 (ななかいき/しちかいき) |
命日から六年目の同月同日(祥月命日) 六年目の命日で 七年目の命日ではありません。 |
阿しゅく如来 (あしゅくにょらい) |
太陽時 大滝 |
十三回忌 (じゅうさんかいき) |
命日から十二年目の同月同日(祥月命日) 十二年目の命日で 十三年目の命日ではありません。 |
大日如来 |
昌安寺 浦山 |
三十三回忌 (さんじゅうさんかいき) |
命日から三十二年目の同月同日(祥月命日) 弔い上げ |
虚空蔵菩薩 (こくうぞうぼさつ) |
虚空蔵寺 上宮地 |
※地域的には、【二七日】を [ふたなぬか] 、【三七日】を [みなぬか] など『ぬか』と表現する場合もあるようです。