お盆
◆新盆(秩父は8月)
四十九日の忌明け後に初めて迎えるお盆で、通常よりも丁寧に供養します。
●13日の朝には先祖の霊を迎える準備として盆棚を作ります。
(盆棚とは、位牌をお盆の期間中に安置して供え物を載せる棚)
●盆棚に位牌を移し仏壇を掃除し、盆の間は扉を閉めて起きます。
●盆棚に、季節の野菜、果物、故人の好物、精進料理などを備えます。
(本来は、家族も精進料理を食べるようです。)
●先祖の霊の乗り物としてキュウリやナスに割り箸などで足を付け馬や牛に見立てたものを並べます。
●13日は墓参りをして夕方に迎え火を焚きます。
(門や玄関でおがら【麻の実】を焚いたり、盆ちょうちん【新盆では、玄関に新盆提灯】を吊るして先祖が道に迷わないようにします。)
●16日の夕方、迎え火を焚いた場所で同じように送り火を焚きます。
(提灯を持って墓地まで霊を迎えにいったり、送っていったりするとこをもあります。)
◆新盆の時の贈り物
●近親者は、新盆提灯を送る習慣があります。
(場所によっては新盆提灯は喪家が用意するところがあります。)
●新盆の喪家に伺うときは、故人が好きだった食べ物をお供え用に持参したりご芳志としてお金を包むのが一般的です。
(仏式の場合は。『御仏前』、神式の場合は『御神前』等の表書きで包まれるようです)
◆返礼
●御仏前、御神前を頂いた場合には、心のこもったお返し物を用意いたします。