お彼岸は年に2回あり、「春分の日」「秋分の日」を中日とする前後各3日を合わせた7日間の期間を指します。
今年2020年(令和2年)春のお彼岸は3月17日(火)から3月23日(月)までの7日間という日程になります。
春分の日があるお彼岸を「春彼岸」、秋分の日があるお彼岸を「秋彼岸」と言い、各7日間の初日を「彼岸の入り」、最終日を「彼岸明け」と言います。
また、お彼岸によく食べられる「ぼたもち」「おはぎ」ですが、なぜ2つ呼び方があるのかご存知でしょうか?
諸説ありますが、牡丹の花が咲く春のお彼岸では「ぼたもち」、萩の花が咲く秋のお彼岸では「おはぎ」と呼び方を変えるという説が有力なようです。
なお「春分の日」「秋分の日」はいずれも国民の祝日ですが、その年によって日にちが違うことにお気づきだと思います。これは国立天文台が太陽の動きと地球の傾きを調査した情報を元に閣議によって翌年の日程が決められ、国の広報誌である「官報」にて公表されることで正式に日にちが確定するのですが、ご存知の方はあまりいらっしゃらないようです。
さて、お彼岸はお盆と同様に先祖供養のためのお墓参りをすることが多いですよね。
お盆では“あの世からご先祖様が帰ってくる”のに対して、お彼岸は“あの世(彼岸)とこの世(此岸)がつながる”ものの、ご先祖様が帰ってくることはありません。
そのため彼岸と此岸(=ご先祖様と私達)が交流するための場所である「お墓」にお参りに行くことが必要なのですね。
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